クレジットカード現金化はいわゆる闇金ではないか、そう考えているかたは少なくありません。ですが、実際のところ、クレジットカードを使った現金化手続きと闇金は仕組みが明確に異なる、全くの別物です。
とはいえ、クレジットカード現金化業者の中にも悪質な業者が紛れており、闇金被害に遭うというケースも発生しています。
2つの違いや、被害を避けるために気をつけるポイントを確認しておきましょう。
「闇金」とはどういうもの？
闇金は、出資法で定められている上限を超える、法外な高金利で貸付を行う業者のことです。多重債務でこれ以上の借り入れが難しいかたや、収入がない、ブラックリストに載っているなど審査が通らないかたをターゲットに融資し、執拗な取り立てを行うことを生業としています。借り入れ期間が長引くほど負担が膨らみ、完済できることはほぼありません。
借金の回収には手段を選ばず、契約者以外の家族や職場に返済を迫るなど、入手した個人情報を悪用される被害も多く聞かれます。
クレジットカード現金化は闇金とどう違う？
まず、クレジットカード現金化は借り入れではありません。ショッピング枠を使って買いものをし、購入した商品を買取してもらったり、商品についてくる現金プレゼント特典を受け取る、キャッシュバックというかたちで現金調達する手段です。
現金化業者で行う手続きはカード決済のみで、現金化に利用した分の支払いは通常の買いもの利用と同様、カード会社が指定する支払い日に口座から引き落とされることになります。
貸金行為を行う闇金業者とは異なり、現金化業者と借り入れ契約を結ぶわけではないので、利用の際には審査も必要ありません。
クレジットカード現金化の申し込みで闇金被害を避けるポイント
実態のわからない業者を避ける
公式サイトの会社概要に目を通してみて、住所や連絡先がわからないなど、運営元の実態が見えない現金化業者は、後ろ暗いところがあると考えられます。極力情報開示を避け、いざという時にすぐに逃げられるようにするためです。
名前を聞いたことがない業者は、不明な点が多い業者は利用を避けてください。
大手老舗業者で取り引きする
クレジットカード現金化業者について調べた際、よく名前を目にする大手業者や、老舗業者を探して取り引きをしましょう。
利用者が多い分、安全な取り引きができると考えられますし、老舗ということは、これまで問題を起こさずに営業を続けてきたという安心感があります。
貸金行為をしている業者は利用しない
融資を謳っているクレジットカード現金化業者を見つけたら、利用をしないでください。そもそも現金化業者が貸金行為を行うことは明確に違法です。
大々的に宣伝をしていない場合でも、相談の段階で貸付をおすすめするところもありますので、勧誘があった段階で取り引きを中断しましょう。
闇金との違いを理解して安全な現金化を心がけよう
クレジットカード現金化は、闇金とは全く仕組みが違う現金調達手段です。審査不要で、なおかつ法律の範囲内での取り引きできます。
ただし、現金化業者の中には悪徳業者も紛れていて、闇金への勧誘被害も少なからず聞かれます。安全を確認の上で、手続きを進めるようにしてください。